興味深い記事を見つけました。
以下、該当ページからの引用です。

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「鍼でうつ病が治る!?抗うつ薬よりも短期間で効果が得られるとの研究結果」
肩こりから不妊、難病の治療にも効果があるとされている東洋医学の鍼灸。
このほど発表されたイギリスの研究によれば、なんと鍼のパワーでうつ病の治療も可能であることが明らかになった。
60%の確率で薬が効かないケースがあるとされているうつ病。

ヨーク大学が755人のうつ病患者を対象におこなった研究では、被験者を
①通常の治療(投薬を含む)に鍼治療を加えたグループと、
②そこにさらにカウンセリングをおこなうグループ、
③通常の治療のみのグループの3つに分けて経過を観察した。

その結果、①と②のグループは、治療を始めてから6ヶ月の間に症状が著しく改善したとか。
ただし、6ヶ月後からは通常の治療のみだった患者も回復し始めたため、そこまで大きな違いはなくなったという。

研究をおこなったヒュー・マクファーソン医師によれば、鍼は鎮痛効果をもたらすエンドルフィンを分泌させるため、うつ病治療に効果的なのだと考えられるそうだ。
引用ここまで——————–
ソースリンク

http://irorio.jp/asteroid-b-612/20130926/79206/

来院患者さんの中で、うつ症状の薬(心療内科で処方されたそうです)を飲まれていた女性は、副作用で妊娠も出産もしていないのに乳汁分泌が始まり恐くなったという方がいらっしゃいます。
ホルモンバランスが狂ってしまったということです。
また以前来られていたパニック障害の患者さんは、鍼灸治療で症状が改善し、パニックが起こらなくなったので薬の量を減らす事が出来たと仰ってました。

うつ病までにはなっていなくても、誰にでもイライラしたり、やる気がおきなかったり、情緒不安定になることがあります。
こうした人間の精神活動に大きく影響しているのがセロトニンという神経伝達物質だと考えられています。

セロトニンは、喜びや快楽を感じたときに分泌されるノルアドレナリンなどの神経伝達物質などの情報をコントロールし、興奮をおさえ、感情を安定させるはたらきがあるそうです。
うつ病は脳内のセロトニンの減少が影響すると言われています。
現代医学でも小腸の研究がホットで、脳内神経伝達物質のセロトニンは、小腸で90%以上が生産されていると考えられています。

記事にあるように鍼灸治療でエンドルフィンが分泌されるかどうかはわかりませんが、東洋医学における陰陽五行論によると、内臓にはそれぞれ感情や精神状態と深い関係があり、内臓の調子を整える事が身体だけでなく、心や精神状態を整えていくことがわかります。

陰陽五行論については以前のブログを参考にして頂けると分かりやすいと思います。

精神状態の安定には、内臓の調子を整える事とともに食べるものに気を配り出来るだけ加工品や農薬・食品添加物が少ないものを摂り、心身ともに健康な状態に近づけていくことが大切だと思います。

うつ病と診断されなくても気分が落ち込んだりうつ症状があると思われる方は当院の鍼灸治療をお試し下さい。

また、当院の患者さんで、橋本病(甲状腺機能低下症)のため鬱っぽくなっていた方も、当院で鍼灸治療を受け、今ではすっかり元気を取り戻されています。

橋本病については、また後日、詳しく書きたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

大阪・明石から電車で30分、神戸市灘区六甲道駅近のリンゴ健康院でした。

指圧マッサージの他、主に鍼灸治療を行なっています。