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腱鞘炎どころではありません
アメリカのカリフォルニアに住む、ある29歳の男性の親指の腱が断絶したというニュースがありました。
なんと断絶の原因となったのはアプリゲーム「キャンディークラッシュ・サガ」のやり過ぎだそうです。
ニュースソースである”JAMA Internal Medicine”によれば、この男性は6〜8週間の間、一日中休むことなくそのゲームで遊び続けたそうです。
勿論食事を摂ったり睡眠をとったりする時間はあったでしょうが、それでもかなり長時間ゲームをしていたことになります。
痛みを感じなかった!!
image by Gilman et al/JAMA Internal Medicine
また、興味深いことにゲーム中に指の痛みを感じなかったそうです。脳内モルヒネが出っ放しだったのでしょうか。
痛みが無かったとは言え、彼が病院に来た時には手術が必要な状態だったそうです。腱が断裂していたのですから当然でしょう。
腱鞘炎どころの騒ぎではありません。腱鞘炎であれば炎症をおさえるように治療して安静にしていれば良いですが、断裂した腱は手術で繋がなければなりません。
私はスマホでゲームは全然やらないので、「キャンディー・クラッシュ」がどういうものかわかりませんが、中毒性が高いゲームなのでしょうか。
しかし「過ぎたるは及ばざるがごとし」といいます。ゲームをするのであれば、休憩する時間を考慮にいれた方が自分の体を傷つけずにすむと思います。
特に寝る前は注意
くれぐれもゲームをやり過ぎないようにお気をつけください。
指を痛めるだけではありません。就寝時間前にゲームでなくてもスマホやテレビを見ていると、その強烈な光が目に入り脳が昼間と勘違いしてしまいます。
すると寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりして睡眠の質が低下します。
そうなると段々疲れがたまり辛くなりますし、疲労がとれないことでミスや事故を起こしたりしかねません。
夜になったら間接照明等に切り替えて眠りやすい環境にした方が良いと思います。
また、スマホ中毒から抜け出すために、読書をしたり音楽を聴いたり散歩をしたり、と上手に気分転換してほしいと思います。
もちろんゲームのやり過ぎは腱断裂にならなくても腱鞘炎になる危険性は高いと思います。
スマホは道具ですからスマホを主人にしないよう、くれぐれもお気をつけください。
英語の原文はこちら
JAMA Internal Medicine
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image by Gilman et al/JAMA Internal Medicine
