さまざまな企業で不妊治療の支援策が行われているというニュースがありました。不妊には原因不明の場合もあり、難しいようです。私の妻は無排卵月経でしたが、鍼灸治療と食餌療法のおかげで妊娠出産しました。

さまざまな企業で不妊治療の支援策が行われています

さまざまな企業で不妊治療の支援策が行われているというニュースがありました。


画像出典:「「子ども持ちたい」 妊活の悩み、企業が支援 」NIKKEI STYLE

そしてこの度、世界最大手の日本の自動車メーカーであるトヨタ自動車が、不妊治療のための休暇制度を導入すると発表し、注目されています。

トヨタ自動車は、不妊治療のための休暇制度を来年1月をめどに導入する方針を固めた。
期間は年5日ほどで、すべての組合員を対象にするとみられる。
トヨタは、配偶者手当を段階的に子ども手当に振り替えるなど、子育てと仕事の両立に向けた制度を相次いで打ち出している。
産みたくても産めない社員にも配慮しようと、労働組合と議論していた。

ニュースソース:朝日新聞デジタル(一部抜粋)

トヨタ自動車が来年1月をめどに、不妊治療を受けるための新たな休暇制度を導入することが5日、分かった。
年間5日程度の休暇を取得できるようにし、その間は無給とする方向で労働組合側と調整している。
仕事と出産の両立を支援して人材確保につなげる。

ニュースソース:一般社団法人共同通信社(一部抜粋)

政府は「特定不妊治療費助成事業」を実施し、特定不妊治療(体外受精、顕微授精)の経済的負担を軽減するための費用助成を行なっています。
また、いくつかの自治体には「不妊専門相談センター」が設置されています。
下記のリンク先を参照にしてください。
不妊に悩む夫婦への支援について」:厚生労働省ホームページ

不妊治療の実施件数は年々増加しています

女性の社会進出と同時に出産時期が晩年にずれ込んだり、晩婚化が進んだ影響でしょうか、不妊治療の実施件数は年々増加していることが、政府発表のグラフからわかります。
不妊治療実施件数年次推移グラフ

「不妊に悩む方への特定治療支援事業等のあり方に関する検討会」の資料(PDFファイル)より
不妊に悩む方への特定治療支援事業等のあり方に関する検討会」:厚生労働省

妊娠は男性の問題も関係している

Yahoo!ニュースの特集記事には男性不妊の現状について記載されていました。
「精子力」は年齢とともに衰える――治療法、費用…「男性不妊」の現実」:Yahoo!ニュース

妊娠というと女性側だけの問題と思いがちかもしれませんが、女性だけでなく男性側に問題があっても妊娠できません。

精子を作る能力が低下しているとか、うまく射精できないといった原因があるようですが、精子を作る能力も原因不明が約40%もあるのには驚きました。

記事中にある文章を一部抜粋します。

ところが、男性の年齢は不妊とあまり関係ない、との説がこれまでは広がっていた。岡田教授はその考えに警鐘を鳴らす。
「加齢は、男性にも変化を及ぼしている。それを認識しなければなりません」「結婚年齢が高くなった結果、生殖年齢の限界が迫っている人が増えています。だから、不妊症治療はできるだけ早く『夫婦で』することが大事です」

この文章から感じることは、妊娠出産を考えると、出産後の子育ても考慮にいれて、早めに対応しておくことが大切だということです。

妻は無排卵月経でした

妊娠ところで、私の妻は、若い頃から無排卵月経だったのですが、結婚する少し前から妻は婦人科に通院していました。

通院は不妊治療が目的ではなかく、だらだらと続く不正出血が気持ち悪いという理由だったのですが、軽い排卵剤を飲んだだけで間もなく妊娠したのは幸運だったと思います。

婦人科に通院する一方で鍼灸院に通い、自宅でも私が妻に市販のお灸をすえる毎日を過ごしました。

幸運にも妊娠したのですが、妻自身の身体が妊娠の準備ができていなかったのか、妊娠の経過は悪く、切迫流産で入院した後、出産間際まで安静生活を余儀なくされました。

また、生まれた子供は身体が小さく、アトピー、中耳炎、小児喘息と、アレルギーマーチになってしまったのかと悩むくらい、幼い頃は病気が重なりました。

幼児期にはアトピー性皮膚炎を発症したりしましたが、食事の改善と鍼灸治療で乗り切りました。

妊娠出産でも東洋医学が大切だと実感

古い書物当時は、私は別の仕事をしていて、この子供の病気をきっかけに鍼灸の道に進むことを決意したのですが、東洋医学的な取り組みを生活に取り入れ、食生活にも気をつけるようになってから、自然に授かった二人目の子は、生まれた時は3900グラムもあり、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患には縁がなく育ちました。

遺伝や生まれてくる子ども自身の体質の違いもあるかもしれませんが、我が子の妊娠出産の差を経験し、母親の体質改善がいかに大切か、よく分かりました。

妻に鍼灸治療を行なってから、月経の周期がぴったり28日になり、月経自体も2〜3日程度におさまっています。

妊娠出産と子どもの成長には、東洋医学的な生活改善や食餌療法、鍼灸治療が必要だと感じ、またそのありがたみを感じました。

そして、不妊治療には様々な問題がからみあっているとは思いますが、鍼灸治療もその一躍を担えるものだと思っています。

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