「病は気から」といいますが、東洋医学では感情の状態変化のことを「七情」といいます。

人は感情を押し殺して生きることはできませんが、あまりにも感情の起伏が激しすぎると病気になるとされています。

七情という感情の種類

中国の古い書物では、「喜・怒・哀・懼 (く) ・愛・悪・欲」と分けられ、仏教では、「喜・怒・哀・楽・愛・悪 (お) ・欲」とされています。

「喜・怒・憂・思・悲・恐・驚」とする資料もありますが、わかりやすくいうと喜怒哀楽でしょうか。

それでは4つですね・・・。

この七情と言われる感情の起伏が過剰に働いたり変動したりすると五臓六腑に悪影響を与え、陰陽の失調を招いたりして病気になるとされています。

「病は気から」と言われますが、気の乱れ、気の流れの乱れが病の原因となるということです。

一番わかりやすい事例は、精神的なストレスで胃炎や胃潰瘍になったり、怒りすぎて脳血管がプッツンと切れたりするなどです。

現代人では社会環境が複雑なので、「喜・怒・憂・思・悲・恐・驚」が単独で現れることは少なく、様々な要因や感情がからみあっていると思います。

東洋医学的に考えると

東洋医学的に考えてみます。

例えば、七情が「心」に影響を与えると、不眠や動悸、不安感が現れたり他人と話すのが億劫になったりします。

「肝」に影響を与えると、イライラしたり些細なことで怒りっぽくなったり、人の言動が気になりすぎたり、頭痛、肩こりがひどくなったり、女性であれば月経不順になったりします。

「脾」に影響を与えると、食欲が低下したり、やる気がでなくなったり、下痢・便秘になったり、不正出血を起こしたりします。

両親の癌の原因も七情!?

ところで、私の母親は舅・姑からいじめられる毎日で泣いてばかりでした。

さらに、相手に何も言えないことで自室で怒ったり、逆にびくびくしたりする日々を送っていました。

そんな母親は肺がんで亡くなりました。59歳でした。

一方父親は父の弟妹と財産でもめて老後は毎日怒ってばかりでした。

父の弟妹らは認知症になった祖母(父の母親)に偽の遺言状を書かせていたのですが、裁判で勝てるはずもなく父親は「絶縁する」と怒るのが精一杯。

後にスキルス性胃癌と腹膜播種を発症し帰らぬ人となりました。74歳でした。

陰陽五行論で言うと「悲」は「肺/金」に相当しますし、「怒り」は「肝」に属し、”木克土”を起こして「胃/土」を病むことになります。

そういうわけで、否定的な、ネガティブな感情を持ち続けると、自らの身体を病んでしまうと思うようになりました。

やはり「病は気から」ではないでしょうか。

ネガティブからの脱出

幸せそうな家族一つのことにとらわれることを仏教では「執着」といいます。

確かに人間は理性と感情との狭間で生きています。

感情がない人間はいませんが、感情をコントロールするのもまた人間しかできないことだと思います。

怒りや悲しみだけでなく、孤独感や自己卑下など様々な否定的感情、ネガティブな感情があると思いますが、それにとらわれていると自分自身の体を病んでいくと思います。

ではどうすればいいのか。

その感情をコントロールできれば、あるいはできるだけ早く気分転換ができればベストです。

怒っている自分、悲しんでいる自分を冷静に見つめて、怒らない選択、悲しまない選択ができれば「執着」から脱することができるのではないでしょうか。

もしそういった否定的・ネガティブな感情にとらわれたら、まずとらわれている自分に気づくことが第一歩だと思います。

そして、とらわれている時間を、最初は一日、次に一時間、そして10分、1分、1秒と少しずつとらわれている時間を減らす練習をしてみましょう。

最初からうまく行くことはないと思います。

マラソンでもいきなり42.195キロ走ることができる人がいないように、誰でも少しずつ走る練習をするはずです。

今、自分自身がどういう感情で生きているのか、ちょっと一息入れることはできないのか、少しずつ練習してみてください。

気分転換できる手段を探してみてください。

できるだけ自分の感情を冷静に見られるように練習してみてください。

自分の感情で自分自身を破壊することのないように。

少しでも幸せを感じられる道を探してみてください。

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