高熱の時の「豆腐パスター」という手当法

豆腐私の妻が風邪をひいて高熱を出したので、わが家でよく行なう豆腐を使った手当法を掲載します。
ご存知の方も多いかもしれませんが、伝統的な民間療法の集大成である「自然療法」という書籍があります。
その中に掲載されている「豆腐パスター」を作りました。

パスターというのは”paste”=貼り付けるが語源で、”paster”=貼り付けるもの、という意味からきた「湿布」のことを意味していると思われます。
残念ながら正しい綴りや語源はわかりませんでした。

まずは鍼灸治療

やはり鍼灸治療します。鍼灸師ですから当然です。
数日前からしんどい、咽喉が痛い、微熱があると訴えていたので、症状に合わせた鍼治療とお灸をしました。
昨日は熱が上がってきたというので、それに対応した鍼治療をすると39度台の体温になりました。
ウィルスや細菌と戦うために発熱したのだと考えています。

水分補給が必要です

熱を出した時は水分補給が必要です。
妻には水分を十分とることと、少し厚めの布団をかぶり汗をかくように指示しました。
そして、汗をかいたときはすぐに着替えるように伝えました。
ここで病気と闘うために、と過食すると悪化します。それは食べ物を消化することにエネルギーを奪われて病気と闘えないからです。
本人はよくわかっているので絶食して寝ました。

補給用の水はただの水、水道水は飲ませていません。
わが家は料理や飲み水には、備長炭をいれて一晩寝かした水を使っています。
詳しい方は調べて頂いたら良いのですが、備長炭を煮沸し天日干ししてから大きめの瓶に入れて水を浄化します。
その水を口栓のついたステンレス製の容器に入れ、中に梅酢を少しと塩(精製塩ではなく海水から作った塩)を少し入れました。
汗をかくとミネラル成分が抜けていくからです。

豆腐パスター

家庭でできる 自然療法
詳しい作り方は「自然療法」を読んで頂きたいのですが、概略だけ掲載します。
わが家なりのやり方です。

豆腐パスターの作り方

豆腐は1丁使います。
体格にも寄りますが、それで4〜6枚くらいのの豆腐パスターが作れます。

豆腐を水切りします。
できれば木綿豆腐の方が固さがあるのでパスターに加工しやすいです。
ボールにいれてすりこ木や大きめのスプーン等で潰しながら、小麦粉を少しずつ加えていきます。
いきなり沢山の小麦粉を入れないのがコツです。

そしてすり下ろした生姜をいれます。
わが家ではすり下ろした生姜をラップで挟んで薄い板状にして冷凍しています。
そうすれば料理の時に逐次すり下ろす手間が省けるからです。
その冷凍した生姜を割って混ぜます。
豆腐に残っている水分で固まってきますが、水分が垂れてこない程度、柔らかい粘土のようになるまで混ぜます。

2cmくらいの厚さにしてペーパータオルに載せてのばします。
書籍では木綿の布に載せてのばすように書かれています。

端から飛びださないようにして包みます。
大きさは額にあたる程度です。

わが家では頭部に固定するために日本手ぬぐいを使っています。
30〜40分おきに取り換えます。
書籍には「平熱になったらやめます。」と書かれていますが、微熱(或は38度)で止めるようにします。
微熱では豆腐パスターの解熱効果が高すぎて体によくありませんから、高熱の時だけ豆腐パスターを使うようにしてください。

氷枕では頭が痛くなります

わが家でもそうでしたが、普通の方は氷枕で熱を下げようとします。
しかし 氷枕だと冷たすぎて頭痛がひどくなりがちです。
豆腐パスターであれば急激には冷やさないので、頭が痛いという状態にはなりません。
ですからしんどくて眠りたい時もゆっくり眠れます。

翌日には平熱に下がりました

翌日には平熱には下がりました。高熱を出した後なので体力を消耗し、フラフラになっています。
それで、当然と言ってはおかしいかもしれませんが、私が食事を作りました。

お粥にまでする必要は無いと思いますが、ご飯はよく咬んで食べることが大切です。
そしておかずは具だくさんのみそ汁と梅干しなどです。
消化の悪い肉や魚は避けました。
じっくり煮込んだ野菜に味噌を入れていますので、消化もよく栄養が取りやすいと思います。

自然療法という書籍について

「自然療法」という書籍には、病人のための食事や料理方法、肝臓・腎臓・脾臓の手当方法、こんにゃく湿布や生姜湿布、ビワの葉療法、各種パスター、体操、がんについて、アトピー性皮膚炎、便秘の手当法や食餌療法、呼吸器や消化器の病気と手当て方法、怪我の応急処置など、他にも様々な手当て方法や食餌療法が集約・整理されて掲載されています。
一家に一冊あればかなり助かると思います。

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整体指圧マッサージの他、主に鍼灸治療を行なっています。

参考文献:家庭でできる自然療法 東城百合子著 あなたと健康社 1600円+税
     ※自然食品店で扱われていることが多いです。