自民党の小泉進次郎氏ら若手議員が「健康ゴールド免許」導入という政策を提案されました。
少子高齢化と人口減少の進む日本の将来のために、定期健診等で健康管理に務めた人を対象に、医療保険の自己負担を減らすという施策です。

健康ゴールド免許とは

ゴールド免許少子高齢化が進んだ日本で、高齢者の医療費が財政圧迫していくのは目に見えていますし、たいした病気でなくてもすぐ病院に行って薬を貰う、一方で貰い過ぎの薬を飲まずにタンスにしまっていたりする、といった様々な問題が起きています。

そして、若者が減っていくのですから、今の医療制度では高齢者の医療費を健康で働いている若者たちが支えていくのは限界があり無理があるということです。

小泉氏らの提案では、企業で働く人には正規・非正規問わず社会保障に入れる制度を作り、一方で歳出を抑えて社会保障を維持させていくという趣旨になってます。

一方で、年金を受給できる上限を現行の70歳からさらに引き上げて、働く高齢者にも保険料を納めて貰うことも考えられているようです。

また、湿布薬やうがい薬の全額自己負担などの施策も明記されているようです。

出来るだけ薬に頼らずに自助努力をして病気にならないようにしていこう、ということでしょう。

病気にならない生き方が大切になる

小泉進次郎氏のブログに記事が掲載されていて、提案内容がPDFになっています。

ページの中段くらいです。

その中に、

「医療介護制度の持続可能性を確保するためには、「病気になってから治療する」だけでなく、そもそも「病気にならないようにする」自助努力を支援していく必要がある。」

という表記があります。

これからは病気になってから「どうしようか」と考えたり治療してもらうというよりも、事前に健康診断を受けたり、体のメンテナンスを行なって予防する・養生するという時代になると思います。

予防医学としての東洋医学

按摩・マッサージ明治時代までは鍼灸治療や漢方薬が主な治療方法でしたが、明治政府が富国強兵策をすすめて傷ついた兵士を治療するには西洋医学だということで、鍼灸治療や漢方薬は衰退していきました。

それでも西洋医学では治らない病気や症状が鍼灸治療で治るということがあります。

実際私の治療院にも病院で治らなかったアトピー性皮膚炎や嗅覚障害といった患者さんが来られています。

未だに人間の体はブラックボックスで、分からない事がいっぱいあります。

鍼灸治療は数千年続き生き残った治療方法ですし、薬を使わず人間が本来持っている治ろうとする力を上手に引きだす治療方法です。

肉体労働の方でも、月に一回心身のメンテナンスをしておけば捻挫のようなケガをしなくなったと仰ってます。

プロのミュージシャンやダンサーの方でも、定期的メンテナンスや本番前の治療で、本番でのトラブルが減ったと仰ってます。

東洋医学(鍼灸治療)の世界では、「治未病」という言葉があります。

古い書物に書かれている言葉ですが、「未だ病になっていないのを治す」という意味合いになります。

健康維持にお金をかける時代

幸せそうな家族病気になってから手術や認可されていない薬に頼るのではなく、出来るだけ病気にならずに健康に生きていくという予防や養生ということが大切になっていくでしょう。

病気に対してお金をかけるのではなく、健康維持に対してお金をかけていくことが大切だと思います。

一方でお金をかけずにできることがあり、食生活や睡眠などの生活習慣の見直しや、過労にならないように配慮したり、ヨガやウォーキングなどの運動を取り入れたりしていく事も大切になるでしょう。

更には、社会制度の充実や教育改革が進んで、結婚できて子どもを安心して産み育てられる、安心して働き年を取れる、あれこれ心配せずに生きていける社会になればと思います。

参考ページ

朝日新聞の記事

日本経済新聞の記事

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