神戸市灘区六甲道駅近のリンゴ健康院です。主に鍼灸治療を行なっています。

「肩甲骨の内側の痛み」の続き

肩甲骨の内側の痛み(1)」、「肩甲骨の内側の痛み(2)」の続きになります。

肩甲骨の内側の痛み(1)」からご覧頂けると分かりやすいと思います。

症例紹介(患者さんからのご感想)

アンケート:肩甲骨の内側の痛み実際に左側の「肩甲骨の内側の痛み」を訴えられた患者さんの症例紹介になります。

今回紹介させていただく患者さんは、左側の肩甲骨の内側に痛みを訴えられて来院されましたが、腹部を診てみると右の期門・章門など季肋部(肋骨の下の方)の辺りに圧痛が著明でした。
それで、右の季肋部の症状が左側の肩甲骨の内側に投射していたと考えました。
精神的なストレスなどで良く出る症状です。

逆に左の季肋部に圧痛がある場合は、右側の肩甲骨の内側に痛みが投射されます。
この場合は、便秘や腸内ガスの停滞、砂糖・小麦粉の過剰摂取によるすい臓の反応などが原因と考えられます。

太極療法の必要性

肩甲骨の内側の痛み治療全体に言えることですが、局所治療を行なっても解決しません。
患者さんの全体を診て調整する事で季肋部の圧痛が取れます。
そして、結果的に肩甲骨の内側の痛みが消失します。

今回の患者さんの症例でも、右の季肋部周囲の圧痛を取るように治療する事で、左側の肩甲骨の内側の痛み無くなりました。
肩甲骨の内側だけ鍼を打ってもマッサージをしても治る事はありません。
局所療法は逆効果になったり根本解決にならず、また痛みが再発したりするので、全体療法が必須です。

鍼灸治療の勧め

背中のツボ

背中のツボ

アンケートにあるように、鍼治療は注射のような痛みもありませんし、恐がるものではありません。
アトピー性皮膚炎の治療のページをご覧いただければわかりますが、薬でも治らない病気や症状を改善させることが出来ます。
薬物治療で良くならないような場合は一度鍼灸治療を試してみて欲しいと思います。